当院では、日常でかかる風邪・花粉症・生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の診療も行っております。疾患・症状の各種対応、当院で行う検査・治療については下記をご覧ください。
内科
INTERNAL MEDICINE
INTERNAL MEDICINE
当院では、日常でかかる風邪・花粉症・生活習慣病(高血圧、糖尿病など)の診療も行っております。疾患・症状の各種対応、当院で行う検査・治療については下記をご覧ください。
次のような症状がある方はお気軽にご相談ください。
問診・身体診察ののち必要に応じて胸部・腹部レントゲン、院内血液検査、超音波検査などを組み合わせ診断いたします。
2019年の最新の高血圧治療ガイドラインでは
正常域血圧 | ||||
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分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | ||
分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | ||
正常域血圧 | 至適血圧 | ~119 | かつ | ~79 |
正常血圧 | 120~129 | かつ/ または | 80~84 | |
正常高値血圧 | 130~139 | かつ/ または | 85~89 | |
高血圧 | ||||
分類 | 収縮期血圧 | 拡張期血圧 | ||
高血圧 | I高血圧 | 140~159 | かつ/ または | 90~99 |
Ⅱ度高血圧 | 160~179 | かつ/ または | 100~109 | |
Ⅲ度高血圧 | 180~ | かつ/ または | 110~ | |
(孤立性) 収縮期高血圧 | 140~ | かつ | ~89 |
上の表のような分類がされています。(自宅で測る場合には診察で測る数値よりも5mmHg低い基準が用いられます)
高血圧には原因を特定できない本態性高血圧症と原因が明らかな二次性高血圧があり、日本人の約90%は本態性高血圧で、塩分の過剰摂取や遺伝、肥満などが組み合わさって起こるとされています。二次性高血圧は腎臓やホルモンの病気によって血圧を上げるホルモンが上昇することで起こる場合や、心臓や血管の病気が原因になる場合があります。
健康診断で高血圧だと言われても焦らず、まずご自宅で2週間起床時の血圧を測定し、その結果をクリニックにご持参ください。それを見て判断いたします。
二次性高血圧症は専門の医療機関を紹介いたします。
本態性高血圧症の治療は、まず生活週間の改善(第1段階)と降圧薬治療(第2段階)にわかれます。日本人の食生活は塩分(ナトリウム)を取りすぎる傾向があります。全体的に薄味にして、食卓に塩と醤油を置かないようにしましょう。一方、野菜や果物、大豆製品にはカリウムが多く含まれています。カリウムはナトリウムを腎臓から排泄させる働きがあり、カルシウムにも血圧を安定化させる働きがあります。これらを組み合わせ、無理なく減塩の食事を継続していくことが高血圧の予防と治療の共通点です。食事療法でコントロールがうまくつかない場合には薬物療法を開始します。
糖尿病は尿に糖が出てくる病気というわけではありません。血糖が許容範囲を越えて上昇してしまうことで腎臓をはじめ様々な臓器に障害をきたす全身の病気なのです。
糖尿病には1型糖尿病と2型糖尿病があります。
1型糖尿病は血糖を下げるインスリンを分泌する膵臓の細胞が障害されることにより、インスリンが不足して起こります。
一方、2型糖尿病はいわゆる生活習慣病で、日常的な栄養摂取過多により血糖の上昇を抑えることができなくなったために発症する病気です。
01空腹時血糖値
前日の夕食以降何も食べたり飲んだり(水やお茶以外)しないで翌朝、血糖を測定します。
02ブドウ糖負荷試験
10時間の絶食状態でまず採血し、次にブドウ糖が75g溶けている糖液を飲み、その2時間後に再び採血し、血糖を測定します。
03随時血糖値やHbA1c
食事に無関係に採血し、その血糖値(随時血糖値)やHbA1cを測定します。
基準としては以下があります。
正常型 | 空腹時血糖値:109mg/dL以下 かつ ブドウ糖負荷試験2時間値:139mg/dL以下 |
---|---|
境界型 | 空腹時血糖値:110~125mg/dL かつ ブドウ糖負荷試験2時間値:140~199mg/dL |
糖尿病型 | 空腹時血糖値:126mg/dL以上 または ブドウ糖負荷試験2時間値:200mg/dL以上 または 随時血糖値:200mg/dL以上のいずれか HbA1c6.5%以上(血糖値の基準を満たすことが必要) |
血糖のコントロールの指標としてはHbA1c以外にグリコアルブミン(GA)、1,5-アンヒドログルシトール(1,5-AG)を用います。
各々の意味は以下の通りです。
HbA1c:過去1~2ヶ月の血糖値の平均を反映します。(基準値:4.6~6.2%)
GA:過去2~3週間の血糖値の平均を反映します。(基準値:11~16%)
1,5-AG:過去数日(基準値:14μg/mL以上)
糖尿病の3大合併症には網膜症・神経障害・腎症があります。しかし、いきなり合併症が起こるのではありません。それらは長期間の高血糖状態の結果起こるものなので、コントロールさえよくすれば無駄に不安を抱かなくて済みます。
糖尿病の治療の3本柱は食事・運動療法と薬物療法です。食事・運動療法でコントロール不良の場合に薬物療法の適応になります。当院では患者様一人一人から具体的な生活習慣や食生活をお聞きし、問題点を浮かび上がらせ、治療に役立てます。